ZIP-FMナビゲイターDALEの「NAGOYAオートトレンド2009 一刀両断!」

ZIP-FMナビゲーターDALEがNAGOYAオートトレンドをブッタ斬り!

3月6〜8日の3日間、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催された東海地区最大級のカスタムカーイベント「NAGOYAオートトレンド2009」。今年もアフターパーツメーカーやカスタムショップが自慢のデモカーの数々を出展。その数なんと470台以上! 来場者数も過去最高を記録し、大盛況の内に幕を閉じた。

ZIP-FMの名物ナビゲーターデイルも、開催中は公開生放送をオンエアしただけでなく、会場内を密着取材。その場のノリと勢いで勝手にいくつか賞を選定していた。それをこの場で一気に発表しちゃうぞ!

DALE(デイル) プロフィール
DALE(デイル)
1965年、千葉県生まれのL.A.育ち。ZIP-FMナビゲーターを務めるなど、歯切れの良い正統派アメリカンDJスタイルが魅力。自宅にスタジオを構えリミックスも手がける音楽センスの持ち主。夏とクルマとR&Bをこよなく愛する。最近は日サロにハマリがち。国籍不明になりつつあるとか?

http://www.dj-dale.com

 

も、デイルで〜〜す。今年のオートトレンド、どうだった? 
世の中は不況だなんだと騒がれてるけど、会場はとにかくすごい盛り上がりだったよね! なにせ駐車場も会場も人、人、人の波! ずらりと並んだクルマのナンバーも、東海三県だけでなく大阪や富山、はては新潟や島根なんてのまであったな。いまや東海エリアだけでなく全国規模のカーイベントになったことを実感できた気がするね。
開催当初からオートトレンドをずっと応援してきたボクも、なんだかうれしくなっちゃたよ。入場者数は過去最高の19万4673人を記録したんだってさ。皆さんお疲れ様でした!

 

にかく3日間、仕事にプライベートにじっくりいろんなクルマを堪能しちゃった。今年は例年以上に出展車両のバリエーションが豊富だったように思うのはボクだけかな? ドレスアップやチューニングはもちろん、なつかしの旧車や萌え系(?)の痛車がとにかく元気いっぱいだと感じたね。
「若者のクルマ離れが進む!」なんて新聞あたりで騒がれてるけどそんなのどこ吹く風。若者から家族連れ、年配の方まで会場内は熱気ムンムンだったよ。ミニカーやラジコン、ミニ四駆など遊べるイベントも充実していたし、誰もが楽しめるイベントだったように思えたね。

 

んなわけで、今年もその場のノリと勢いで、勝手にデイル賞を選定しちゃったぞ! クルマ好きのボクが個人の主観全開で選んじゃったんだけど、選ばれなかったからといって怒らないでね。
ノミネートは全18台。それではいってみようか!
NAGOYAオートトレンド2009! DJ.DALEの「オートトレンド 一刀両断」!

Here We Go!

 
 


これはどう見てもハマーで賞!


オカダエンタープライズ
HUMMER H4

 

ハマーってあんなに小さかったっけ? と思って近づいてよく見ると、これホンダのクロスロードなんだって! まったくわからなかったよ。
スキットガードにオリジナルエアロやメッキパーツ類を組み合わせれば、リトルハマーの出来上がり。ホンモノそっくりのロゴステッカーも付いて、ただのパロディには終わらない完成度を見せているね。室内はノーマルだけど、よく見るとバケットシートが付いてたりするアンバランスさも良い感じ。「H4」って名前もウィットに富んでると思う。う〜ん、お見事!

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デカ!こんなホイール見たことないで賞!


フォード
F150

 

1号館の片隅になにやらデカブツ発見! で、近づいてみると子供たちがクルマの下をくぐり抜けて遊んでる。ここは公園かっての(笑)。
まぁとにかく見てよこのホイール。32インチですよ32インチ。タイヤハウスとタイヤの間に顔だって挟めちゃう(汗)。年々カスタム業界ではホイールの大口径化がどんどん進んでいるけど、ついにここまで来ちゃったかって感じだね。タイヤをどうやってはき替えるんだろ? スペアタイヤはどうやって積むんだろう? とかマジメに考え込んじゃう。

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ツルツルピカピカ、究極の鏡面仕上げで賞!


iQ×VERBALコラボカー

 

音楽ユニットm-floのMC、VERBALとトヨタのコラボで誕生したこのクルマ。自分自身や街の景色を車体に映し込んで、見る人に違う印象を与えるというコンセプトで作られたんだって。で、車体全面が鏡面仕上げのメタリック仕様! ツルツルピカピカの外装は確かに会場の景色を映して様々な表情を見せていたね。それに対して内装は真っ白というのはキャンバスっぽさを出す狙いがあったのかも。でも実際見るとついついこんなことやってみたくなっちゃった。だって面白そうだったし……ごめんね!

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ちっちゃくてもスゴイんで賞!(国産車編)


BLITZ
iQ

 

ターボ系のチューニングに定評があるブリッツが手がけると、iQがこうなっちゃう。なんと自社開発のターボキットを組むことでノーマルから30psアップの98.6psを発揮するんだってさ。一体どんな走りをするんだろうね? センター2本出しマフラーやエアクリーナーといった吸排気系、スポーツサスといった自社開発のパーツで全身がっちり武装している上、内装もメーター類が追加されたことで、すごくレーシーに見えるね。iQの走りに物足りなさを感じる人は試してみる価値ありそうだね!

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ちっちゃくてもスゴイんで賞!(輸入車編)


BRABUS
Ultimate 112

 

国産車を代表するコンパクトカーがiQなら輸入車はスマートで決まりだね。メルセデス・ベンツチューナーとして有名なブラバスが仕上げたこのスペシャルスマート。インタークーラー付ターボをはじめ、同社開発のスポーツマフラーやスポーツサス、エアロパーツで全身固めているんだ。112という名前にひっかけて、パワーはなんと112ps。最高時速は170kmですよ奥さん! 気になるお値段は550万円からとこちらもスペシャルだけど、街乗り最速コミューターとして欲しいかも……

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これは個人的に欲しくてたまらないで賞!


Wiesmann
MF3 Roadster

 

えー、このクルマ、本気で欲しくなりました。一目惚れってやつ? とにかくこのグラマラスなプロポーション見てよ。ホイールベースは短くって、ノーズが長い典型的なスポーツカールック。どこからみてもカッコイイことこの上無し! BMWの直6エンジンとミッションを組み合わせているから、信頼性も性能も申し分なし。でもボク、去年M3(BMW)買ったばかりなんだよね。オープンカーがそろそろ欲しいんだけど……ちょっと営業マンさん、何目の前で電卓叩いてんの!

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温故知新のデザインがイカすで賞!


WALD
GT-R

 

オールドファンにはたまらない仕上がりを見せるこのGT-R。WALDの社長が自らハコスカの写真を何枚も集めて、研究に研究を重ねて開発したんだってさ。リベット止めのオーバーフェンダーあたりに、当時のアツ〜イ雰囲気がプンプン再現されているよね。もちろんそれだけで終わってなくて、ところどころカーボンをあしらったエアロがとにかくカッコイイ! 大きなインテークを備えた精悍な顔つき、リア回りのディフューザーも迫力満点。これならボクも乗ってみたいね!

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ポケットマネーで買えちゃうランボで賞!


リバティーウォーク
ランボルミーニ

 

見てよこのクルマ。公道走行もできる50ccバギーに、チョロQみたいにデフォルメしたワンオフのオリジナルボディを装着したんだって! ランボルミーニの名前のごとく、隣のムルシエラゴと並んだ様子がとってもお茶目さんだよね。しかもこれ、ただのショーモデルでなく、何と製品化されるそう。値段は250万円程度から。ちょっぴり高い! けど何とか手が届きそう! これで町中走ったらものすごくウケがよさそうだな。う〜ん、欲しいかも!

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萌えとサウンドでご主人様を癒やしま賞!


クレヴァーズ
セルボ

 

オートトレンドにも今年は至る所にいわゆる「痛車」が展示されていたんだけど、1号館の入り口でいきなりその洗礼を受けちゃいました。カーオーディオ専門店「クレヴァーズ」が作ったこのクルマ、「萌えう゛ぁ〜ず」って、自虐的すぎない?(笑)PCゲームのキャラクターがデッカク描かれたセルボの前に、コスプレイヤーのお姉さんがポーズを決めてるんだもの。思わず一緒に写真撮っちゃったよ。「2ZIGEN」とか、「MOEMOE」といったパロディセンスにも思わず爆笑。ここまで突き抜けちゃうと、もはや痛快だね。

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ガルウイングがスタイリッシュで賞!


橋本コーポレーション
GT-R

 

スーパーカー・ブーム(若いコは知らないかな?)の頃に、ランボルギーニ・カウンタックで「スーパーカーといえばガルウイングドア!」というイメージを植え付けられた人って多いと思うんだ。昨年出たGT-Rは、「これぞ和製スーパーカー!」と思わせるスゴイクルマだったんだけど、どこか物足りない気がしていたんだよ。でもこれを見てナットク。橋本コーポレーションらしく非常に高品質に仕上げられたガルウイングドア。夢があるよね。

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ノスタルジーにひたりま賞!!


歴代クラウン・歴代フェアレディ

 

このエリアは何だか特別な空気が漂っていたね。日本の高度成長期を支えてきたトヨタ・クランの全モデルが展示されていたんだもの。「いつかはクラウン」じゃないけど、どれもが日本人の心に響く美しいクルマだよね。そしてスポーツカーの金字塔を打ち立てたフェアレディZも全モデルが集結。いまやクルマ大国になった日本だけど、こうして歴史を振り返ってみるとなんだか感慨深いな。思わず敬礼!

 

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やっぱりクルマは走ってナンボで賞!


モータースポーツブース
 

 

インプレッサの歴代WRCマシンと、トヨタのF1、カローラアクシオGTが展示されたこのブース。注目の的はインプレッサの3台そろい踏み! ボクサーエンジンでラリーシーンを席巻したスバル、そのWRC撤退がアナウンスされた直後ということもあって、感慨深げに眺めている人が多かったよ。当然ボクもその1人。レーシングカーはいいよね、って改めて思わされちゃいました。やっぱりクルマは走ってナンボ。今年はボクもM3でガンガンサーキット走ろっと!

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これは稀少な痛車で賞!


ホンダ
NSX-タイプR

 

オートトレンドでおなじみとなった「NSX-スペシャル」にも痛車ムーブメント襲来! NSXならではのスポーツ志向チューンが施されたクルマはたくさんあったけど、今回はノリと勢いでこの1台に決定! メーカー純正チューニング仕様といっていいタイプRがこの通り、「初音ミク」仕様の痛車になっちゃった! フルノーマル、走行距離2万km未満という極上コンディションのタイプRなのにもったいないなぁ、と思っていたら何と1日限定のドレスアップなんだって! その遊び心に脱帽!

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二輪免許無くても乗れちゃうで賞!


HAGANE
 

 

トライクの出展も最近増えつつあるけど、こんなのはじめて見たよ! 前二輪がスイングアームで支持されているから、ほら、こ〜んなに傾けたって大丈夫! 二輪免許持ってないボクだってハングオンできちゃう。気分はケニーロバーツかフレディ・スペンサーってとこかな!(古っ!) ベースは人気のスクーター、ヤマハ・マジェスティらしいんだけど、ルックスもSFチックでかっこいいから個性抜群。町で乗ったら目立つこと間違いなしですぜ、旦那!(って、誰?)

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これぞ世界最速ワゴンで賞!


きっずはあと
GT-Rワゴン

 

すごい! GT-Rがワゴンになってるよ! でもなんとなーく違うような……。よく見るとこれ、何とステージアなんだって! 元々スカイラインのワゴン仕様であったステージアだけに、GT-Rルックがよく似合ってるよね。元々社長とスタッフがノリと勢いで作ったらしいんだけど、とても遊びとは思えない完成度だね。あまりにも反響があったものだからコンプリートカーにして発売するかも……ってことだから、一目惚れしちゃった人はきっずはあとのHP(http://www.kidsheart.co.jp/)を定期的にチェックしよう!

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何人たりともオラの前は走らせないで賞!


GT CAR PRODUCE
キャリィ

 

世の中には軽トラックでブイブイドリフトをキメているクルマ好きも多いらしいんだ。で、このクルマがまさにそれ。GTウイングとロールバーを荷台に付けて、シートはフルバケット、さらにレーシングスリックにLSDまでおごっている。実際家で動画を見てみたら、それこそそこらのドリフトマシンより断然かっこよかったりするんだ。うーんなんだか楽しそう! 舞台は農道からサーキットへ、日本を代表する働くクルマ・軽トラックの全く新しい楽しみ方といっていいかもね!

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黙って道を譲りま賞!


デ・トマソ パンテーラ

すっかりオートトレンドの名物となった感があるスーパーカ−・スーパーカー。その中でもボクが一番カッコイイと思ったのがこのクルマ。若いコはほとんど知らないと思うけど、デ・トマソっていうイタリアのメーカーが作ったシャシーに、フォードの5.8リッターV8エンジンが載った、いわば伊米合作のマシンなんだ。当時ホントに谷田部(これも知らないだろうな)で300km/hオーバーの記録をたたき出した、激速マシーンなんだよ。このワルっぽいフロントマスクがミラーに映ったら、大人しく道を譲ったほうがいいかもね!

 

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駐車場で気軽に集まっちゃいま賞!

 


3日間にわたって開催されるオートトレンドは、クルマファンにとっても絶好のミーティングチャンス! 期間中は駐車場のいたるところで、痛車や旧車といった同好の士が集まって親睦を深めていたんだ。インターネットが普及したからか、前日に告知して、当日来られる人が集まって談話して、ごはん食べて解散! なんてことがホント気軽に出来るようになったね。オートトレンドをそういうミーティングの場として、ぜひこれからも活用して欲しいもんだな。その集団のひとつ、FDオーナーの人たちと一緒にパチリ! 一番遠くから来たのは大阪からだそう。遠路お疲れ様!




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    ※写真はNAT2009より
    NAGOYA オートトレンド 2009 - オートトレンド ウェブ