ZIP-FMナビゲイターDALEの「NAGOYAオートトレンド2008 一刀両断!」

デイル注目のイケてるクルマを各部門別に紹介!

3月7〜9日の3日間、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催された東海地区最大級のカスタムカーイベント「NAGOYAオートトレンド2008」。今年もアフターパーツメーカーやカスタムショップ、そして自動車メーカーが自慢のデモカーの数々を出展。その数なんと300台以上!
今回は、その中でも特に気になったクルマをZIP-FMの看板ナビゲーター、デイルが独断と偏見でピックアップして各部門別に紹介! 選ばれたのはコレだ!!

DALE(デイル) プロフィール
DALE(デイル)
1965年、千葉県生まれのL.A.育ち。ZIP-FMナビゲーターを務めるなど、歯切れの良い正統派アメリカンDJスタイルが魅力。自宅にスタジオを構えリミックスも手がける音楽センスの持ち主。夏とクルマとR&Bをこよなく愛する。

http://www.dj-dale.com

 

も!NAGOYAオートトレンドのご意見番、デイルで〜す。しかし、会場で特に気になったクルマをいくつか選んでよ、なんて軽く言ってくれるけど、実際困るんだよね。だって全部カッコいいんだもん、選べないって! そりゃ「ここまでやんのか、オイ!」ってのも中にはあったけど、そういうバカバカしさもひっくるめたのがオートトレンドの魅力なんだよね。

 

人的にはカーオーディオ系のスペースが広くなったのが印象に残ったね。1号館の半分を占めてたから、今までで一番大掛かりだったんじゃない? ワンセグやら地デジやらHDDナビやらと、新しいものがドンドン出てきて進歩が早いから、へぇ〜、今はこんなことまでクルマでやれちゃうの!?なんて純粋に感動しちゃったよ。今じゃ家庭用オーディオに負けないぐらいのクオリティを持ったシステムも登場してきてるから、今後はハードはもちろんだけど、設置の仕方に一層気を配る人が増えてくるんじゃないかな。そういった意味でも、今回はショップにとっては絶好の腕の見せ所だったと思う。

 

と、若い子がクルマに興味を持たなくなってきてるって聞くけど、今回のオートトレンドを見る限り全然大丈夫だよ。だって若い連中が大勢会場に駆けつけてたもん。なんだかんだ言ってもクルマってカッコいいし、面白いんだよ、やっぱり。
さて前置きが長くなってしまいましたが、わたくしデイルが選ぶ「オートトレンド2008イケてるクルマ」の各部門を発表するぞ〜! 惜しくも選からもれちゃったクルマのオーナーの皆さん、ゴメンチャイ! 街でボクを見かけてもスパナとか投げないでね!

 
 


「今が旬、話題イチオシ」部門


ディフェンドレーシングサービス
日産GT-R

 

やっぱり外せないでしょ、新型GT-Rは。これに付いてるエアロパーツは新型GT-R専用に開発したもので、もちろんオリジナル。
今回のショーに間に合わすために突貫で作業を進めたらしいけど、手抜き感は微塵もないよ。ウイングはまだ試作段階っていうけど、バッチリ決まってんじゃん。このド派手感が堪らないよ。マフラーはBLITZだね、サイレンサーに焼きが入っていて迫力あるよなぁ。まぁ、GT-Rというクルマはイジッてなんぼ。これぐらいやってくれなきゃ面白くないよね!

 

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「これは個人的に欲しい」部門


PANDRA
コペルシェ

 

へぇ〜ポルシェもついに軽を出したかー、って違う違う。ダイハツのコペンをポルシェっぽく仕立てた名付けてコペルシェ! 
う〜ん、カレラチックなルックスがそそるよなぁ。ガルウイングてのが、またいいんだよね。このちっちゃなボディの中にクルマ好きが欲するエッセンスが全部詰まってる感じがする。コペンはいいクルマだよ。軽では一番好きだな。近所の遊び用に前から1台欲しいと思ってたんだけど、これは非常に惹かれる。セカンドカーにピッタリだよ。乗って帰っちゃおうかと思ったぐらいだもん。

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「本家よりも目立つぞ」部門


ESB
ラマ−ン

 

ハマーじゃないよ、日産のラシーン。で、名前がラマ−ン。やっぱこれだよ、これ。こういうのが見れちゃうのがオートトレンドの醍醐味だよね。バカバカしいけど、大真面目にやっちゃってる。エアロパーツもひとつひとつが精巧に出来てるし、単なるパロディで終わっていない。こういう古くなって見向きもされなくなったクルマを、今風にアレンジして甦らせるっていう発想は好きだな。クルマが本当に好きなんだっていうショップの気持ちがひしひしと伝わってくる。今じゃハマーなんて街でよく見掛けるし珍しくもないけど、これならかえって目立つぞ! 買い!

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「インパクト抜群、出たとこ勝負」部門


グロスライン
ライフ

 

これ、ベース何だか分かる? ホンダのライフだよ、ライフ。原型とどめてねー! ルーフをスッパリ取っちゃってピックアップトラックみたいになっちゃってる。でもって荷台部分は鉄板鋲打ちして塞いである。意味ねーじゃん! なんて言うだけヤボだよね、ここまでくると。このフェンダー周りもすごいよ、タイヤとの隙間がほとんどない。車高も限界ギリギリまで下げてあるし、気合入ってる。でこぼこ道だったらどうしよう、とかそういうことぜんぜん考えてない。出たとこ勝負、見に来た人をビックリさせてなんぼっていうショーマンシップに溢れててサイコー!

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「アメリカをなんとなく感じる」部門


三菱
ギャラン フォルティス LOWRIDER

 

三菱が伝統ある「ギャラン」の名前を復活させたってだけで、オジサンはもう涙ウルウル。レッドとオレンジのファイヤーパターンが、どことなくカリフォルニアを感じるんだ。L.A.育ちのボクの感性にグイグイ迫ってくるよ。内装も同系色でまとめてあってハデハデ。見てるだけで燃えてくるね。ローライダーの名の通り、タイヤは16インチから14インチにサイズダウンして車高が7センチも下げてある。オートトレンドに先立って開催された東京オートサロンのカスタムカーコンテストでは、並みいる強豪を押しのけて全593台の頂点、グランプリを獲得したそうだけど、納得の結果だよね。

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「とにかくデカくてカッコイイ」部門


トヨタ
MARK X Zio TGDA Concept

 

地元トヨタが由良拓也氏デザインによるレース・コンセプトカーを堂々出展してくれちゃいました。東京オートサロンのカスタムカーコンテストでコンセプトカー部門の最優秀賞に輝いた車なんだって。由良拓也さんって知ってますか、みなさん?1970年代から活躍している日本を代表するレーシングカーデザイナーなんですよ。「空気が見える」と評されるほどの空力デザインの大御所。そんな凄い人がデザインしたコンセプトカーなんだから、出来が悪いわけがない! え、どこが凄いかって? まず存在感有りまくりのデカールがいい(笑)。いや冗談はさておき、優れた空力設計の賜物といいますか、エアロのデザインが実に理に適っててグッド。4座ともレカロシートってのも贅沢でいいよね。要するにそれを収められるぐらい室内はゆとりがあるってことなんだけど。まぁ、なんにしてもデカイというのは良いことだよ。

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「免許ないけど気になるバイク」部門


ホットワイヤード
ホンダ フォルツァ

 

ベースは250ccのビックスクーター。でもオートトレンドに出展されるぐらいだから、当然ただのビッグスクーターじゃないんだ。見てよこれ、背もたれに3つもスピーカーが組み込んであって、すっごい振動。後ろの席はマッサージ効果あるんじゃない? 乗ってるだけで、スッキリしそうだよ。単車に乗りながらi-Podが聴けるなんて、まさに走るジュークボックスだよ、これは。カセットテープの時代を知ってる人間としては隔世の感があるなぁ。でも外に丸聞こえだから変な曲は聴けないよ、自分の音楽センスを問われる。乗りたいんだけどなぁ、ボク免許ないんだよね。

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「個人的に思い入れたっぷり」部門


WALD
BMW E64

 

いや〜、6シリーズ乗りとしてコイツは無視できないでしょう。見てちょうだい、この4本出しマフラー。こういうのがスーパーカー世代の心の琴線に触れるんだよねー。フェラーリもランボルギーニもお尻にはこいつが付いてた。ホイールもキテるなぁ。何インチあるんだろう、20インチ? タイヤなんかもうペラペラだよ。自分のクルマでやれるかって聞かれたら返答に困っちゃうけどさ。だってツルツル滑りそうで怖いんだもん、小心者ですみません! まぁ自分じゃやれないことを代わりにやってくれたということで選ばせていただきました。

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「ぶっ飛びマシーン」部門


REVOLVER
シボレー カマロ

 

このカマロは凄かったなぁ。なんたってNASCAR用のエンジンをそっくりそのまま組み込んでたからね。NASCARっていうのはアメリカで大人気のモータースポーツなんだけど、例えば日本での大相撲ぐらいの国民的スポーツって言えば、その人気の凄さがわかってもらえると思う。え?よくわかんないって? とにかくすごく人気があるの! で、どうしてそんなすごいエンジンが載せられるかっていうと、このショップのオーナーが現役バリバリのNASCARレーサーだからさ! クルマ自体はもう20年以上前の古き良きアメ車って感じなんだけど、まさに羊の皮を被った狼だな。

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※写真はNAT2008より
NAGOYA オートトレンド 2008 - オートトレンド ウェブ