その音楽性ある豊かなサウンドが国内外のユーザーから愛されているイタリアのカーオーディオメーカー、MACROM。「エムズライン」はそのMACROM社の正規輸入元としての強みを最大限発揮してソアラをベースにデモカーを製作。トランク部にはパワーアンプ、レギュレター、キャパシタをインストール、リアシート足元にはオーディオ関係のリレー、ヒューズを集約してスッキリ感を強調。また車内での寛いだ視聴を考慮してエンジンキーが無くてもオーディオだけ電源ONが可能になっているのも嬉しい。作業はエージング後のサウンドを予測して進めるため、製作したオーディオシステムは殆ど調整不要なのだとか。この事からも確かな技術力に裏打ちされた自信の程が窺い知れる。
エムズライン http://www.ms-line.co.jp/
ヘッドフォンなどのオーディオパーツで馴染みが深い「オーディオテクニカ」は発想豊かなインストールが特徴的なbBのデモカーで参戦。インパネ中央に主のように鎮座するセンタースピーカー、そして脇を固めるのはオイラだ、とばかりにモニターがエアコン噴出し横にチョコンと居座る。普段だったら隠してしまうヒューズブロックも「オーディオテクニカ」製とあって、ワザワザ見える場所に取り付けてアピールするという細やかな芸達者振りには脱帽。さらには、リヤゲートを開いたときのインパクト効果抜群な4連ミニモニター付き。モニターの出力する信号を分配・増幅するビデオアンプも実にスマートにインストールされているのだ。
オーディオテクニカ http://www.audio-technica.co.jp/
50年以上の歴史を持ちながら1999年に事業撤退してしまった老舗スピーカーブランド、「ダイアトーン」がピュア・オーディオ・マニアの熱いラブコールを受けて復活。往年のDIATONEブランドを冠し、特殊な焼成処理を施したチタン振動板や高剛性アルミフレームなどの最新テクノロジーを駆使した車載用高級2ウェイスピーカー「DS-SA3」で復活の狼煙を上げる。デモカーとして用意されたクライスラー300CとベンツC-Classで優れた音の浸透力を実証、ノイズの多い環境でもクリアなサウンドを演出してくれた。これを機会に、DIATONEブランドとして高級カーオーディオ市場に本格参入するというからハイエンド・オーディオ愛好家は今後もその動向から目が離せないだろう。
ダイアトーン http://www.mitsubishielectric.co.jp/car-diatone/
インパクト溢れるインストレーションを提案し続ける名古屋の老舗オーディオショップ、「VICTORY」は今が旬のハイエースをデモカーにチョイス。その恵まれたユーティリティーを最大限に生かし、様々なギミックが仕込まれ、さながら「移動できる楽しいシアター」へと変貌させている。助手席前にはポップアップ式のモニターが仕掛けられ、限定パワー1000のアンプを搭載することで驚愕のサウンドも再現。そしてセカンドシート前からは22インチのモニターがぬぅっと上昇するなど遊び心満載なのだ。そして極めつけはロックフォード25周年プレミアムギターを床に埋め込むというとんでもない事をやらかしてしまっている。恐れ入りました。
カーオーディオセンターVICTORY http://www.victory1987.co.jp/
一宮市のカーオーディオプロショップ、「サウンド・イブ」が用意したのはワイドボディにサイズアップされたライフ(白ナンバー!)。そのキュートなルックスとは裏腹に5.1chシアターシステムを詰め込み、フルエアロ・エアサス装備というすごい奴なのだ。ヘッドユニットはアルパインのDVA-7899JとPXA-H700という息の合ったコンビで充実したシアターシステムを構築、リアハッチを開ければμディメンションのパワーアンプとスピーカーがドンと控え、迫力あるサウンドを再現してくれる。センター部やリアハッチ内の造形の創り込みも実に丹精な仕上がりだ。これ1台で帯域バランスの整ったナチュラルかつ臨場感に満ちたサウンドが味わうことができる。
サウンド・イブ http://soundeve.net/
イクリプス・サウンドモニターは、『車1台1台に合わせ、音をオーダーメイドする』をコンセプトにした、「富士通テン」が誇るカーオーディオ製品の最高級シリーズだ。若者が求めるリアルサウンドを目指したイクリプスと、そのもうひとつ先を行く高級ハイファイをテーマにしたサウンドモニター、これまで別々の位置づけだった両者が合体。トレンドと高級志向の融合という最強のカーオーディオの誕生となった。そのイクリプス・サウンドモニターの粋がビッシリと組み込まれたのがこのデモカー、303CC。カブリオレとあって『魅せる』ことを意識した赤黒ツートンのレザー内装、そのリアシートにイルミ付きのパワーアンプを埋め込むという大胆な仕掛けにはビックリ。
富士通テン イクリプス・サウンドモニター http://www.fujitsu-ten.co.jp/eclipse/
その卓越した技術力から、全国の業者から高い信頼を得ている「トリガー」はエグゼクティブな大人の感性を刺激するSL55をピックアップ。クルマ本来の質感と機能性を尊重しつつもトリガーのエッセンスを随所に注入。カロッツェリアXのヘッドユニットとデジタルプロセッサーを装備して臨場感に満ちた音空間を構築。また、2+1構成のスピーカーにはフォーカルのユートピアBeをチョイス、的確なチューニングを施して艶やかで豊潤なサウンドを生み出してくれる。更にはルーフを閉じてのシーン、オープン走行でのシーンと2通りのサウンドプログラムを製作することで常に最高のサウンドが楽しみたい、という音にうるさいユーザーも唸らせるキメ細かい仕事振りには脱帽。
トリガー http://www.trigger-jp.com/
岡山は倉敷で創意工夫を盛り込んだ魅力的なデモカーを製作し続ける「カー・ブティック・シャイン」はオープン好きのオーナーの趣味を反映させてか、650iカブリオレのデモカーを製作。幌付き故に発生するインストレーション上の制約に果敢にも挑戦した意欲的な1台で、その作り込みと仕上がり具合からも上々の成果を上げていることは火を見るよりも明らかだ。組み込まれたオーディオパーツの一つ一つは、あたかも困難な条件での作業を楽しんでいるかのような雰囲気が漂い、そこには余裕と風格すら感じられる。あくまでも主役はクルマ、とばかりに内装にシッカリと溶け込み、質感をおさえたエグゼクティブな大人のインストレーションといった印象だ。
CAR BOUTIQUE SHINE http://www.audio-shine.com/
滋賀県のカーオーディオ&ビジュアルショップ、「ウイニング」は黒い要塞のような凄みのあるスカイラインで登場。同店が総力を結集して作り上げたワンオフメイク仕様のオーディオ&ビジュアルカーだ。その派手なインストール演出と多数のモニター群は圧巻の一言。サンバイザーをはじめ、コンソールにハンドル、グローブボックス、ドアなど片っ端からデザインメイクを施す念の入れようなのだ。リヤシートは取り外され、モニター、SPユニット、ネオンライト、サブバッテリーなど細部に渡る創り込みもバッチリ。トランクスペースにはインストールされたモニターやスピーカーなどがネオンライトに照らされ、車内はさながらクラブのような賑やかさだ。
ウイニング http://www.winning-jp.com/
サウンドとビジュアルがせめぎ合う刺激的なオデッセイを持ち込んだのは三重県四日市の「グランドスラム・グレース」。フロントステージにビーウィズ社のコンフィデンス、サブウーファーにはアキュレートを搭載。そして音の良さには定評のあるアルパインのフラッグシップモデル・シリーズ、ALPINE F#1 StatusからデジタルアンプとヘッドユニットをチョイスすることでミラーメディアMM-1にも対応。純正ミラーに装着する高音質メモリーオーディオ、ミラーメディアMM-1はデータを読み込んで再生するので、振動に弱いCDに較べ音の再現性が高く、カーオーディオには打ってつけのシステムだ。また大容量キャパシター搭載により電源強化が施され、中低域の解像度が格段にアップ。どっしりと腰の座った厚みのあるサウンドが聴ける。
グランドスラム・グレース http://www.grandslam.ne.jp/gs_top_t.html